科学研究費助成事業_2017年度

基盤研究(B)

氏名?職名土屋昌明 経済学部教授
研究課題名中国道教における聖地と巡礼に関する総合的調査と研究
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中国には数多くの洞窟が存在し、人間の力を超えた特殊な「場」として崇敬されてきた。洞窟の中には神が住んでいる。洞窟は「名山」にあり、そこで祈りや修行をした。また、洞窟どうしがつながっているとか、地下世界があるとか、が語られるようになる。本研究は、こうした洞窟に関わる話がどう発生し発展したか、なぜその場所が重要な洞窟とされたか、などを文献研究と現地調査で解明し、それによって中国の宗教?思想?文学の特徴を考える。
氏名?職名伊藤武 法学部教授
研究課題名現代の代表制デモクラシー改革とプライマリーの意義に関する総合的比較研究
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近年の代表制民主主義では、政治家と市民の間の距離の拡がりが問題となり、ポピュリズム勢力が既成政治批判を唱えて躍進しています。欧米諸国ではこの問題への対応として、選挙の候補者の事前選定としての予備選挙(プライマリー)を導入する例が増えています。本研究では、先進各国の実態調査による現状把握に加えて、代表制そのものへの影響(候補者の性質、政党組織への影響、政党制への影響)などを考察していきます。
氏名?職名渡辺達朗 商学部教授
研究課題名人口減少?都市縮小時代の都市中心部の老朽化商業施設等の再利用?再開発に関する研究
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近年、人口減少?少子高齢化?都市縮小が急速に進展しています。そうした中で、都市中心部に1950?60年度に建設された共同店舗、アーケードを始めとする商業施設等が多数存在しており、それらの再利用?再開発をどのように進めるかが、まちづくりや商店街活性化にとって重要な課題となっています。この研究では、老朽化した商業施設の実態について調査するとともに、その再利用?再開発の方向について検討することを目的としています。
氏名?職名新田晴彦 商学部兼任講師
研究課題名航空管制の安全を脅かす母語話者の発音の乱れと対策の研究
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世界では一日に数十万機の飛行機が空を飛んでいます。これだけの数の飛行機が一機もぶつからないのはなぜでしょうか? 世界の空は航空管制と呼ばれる方法で交通整理が行われています。この交通整理は英語で行われるのが基本で、英語を母国語としない国でも英語が用いられます。航空管制の共通語は英語ですが、これが正確に聞き取れないと非常に危険です。私は、この航空管制の英語をいかに正確に聞き取るかの研究を行っています。
氏名?職名高岡貞夫 文学部教授
研究課題名高山池沼を核とする生物多様性の形成とジオダイバーシティ
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高山地域に点在する池を利用する動植物の多様性をテーマとしています。雨水や雪解け水を集めた小さな池であっても、川や湖のない高山地域では生物にとって重要な場所であると考えられます。池を中心に発達した生物多様性の特徴を、池と池の間のつながりにも着目しながら種レベルおよび遺伝子レベルで明らかにします。それとともに、そのような多様性が生み出される背景となる池の形成条件について、高山特有の気候条件や山の地形の成り立ちとの関係を明らかにします。
氏名?職名山本充 文学部教授
研究課題名ヨーロッパにおけるモビリティの増大に伴う農村人口変動と新たなルーラリティの創出
氏名?職名相澤勝治 文学部准教授
研究課題名メカニカルストレスを介した筋局所アンドロゲンの筋萎縮予防メカニズムの解明
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加齢や不活動によって筋力低下や筋肉量が減少する加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)は転倒リスクや身体活動量の低下と密接に関連することが知られている。本研究では、サルコペニアを予防するために筋肉から産生されるアンドロゲンに着目し、身体運動に対する応答性や筋萎縮予防の機序について明らかにすることを目的としている。
氏名?職名丸山岳彦 文学部准教授
研究課題名「昭和話し言葉コーパス」の構築による話し言葉の経年変化に関する実証的研究
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本研究では、昭和時代の録音資料を集めて「昭和話し言葉コーパス」として整備し、一般公開することを目的とする。主に昭和30年代の録音資料(講演、雑談)を収集?整理し、研究用の情報を付与して、50時間分のコーパス(言葉のデータベース)を構築する。また、現代語の話し言葉コーパスとの比較?対照を通して、音韻?語彙?文法?文体?発話行為などの観点から、話し言葉がどのように変化してきたか、その実態を明らかにする。
氏名?職名望月俊男 ネットワーク情報学部准教授
研究課題名協調的議論の実現にむけた21世紀型スキルとしての認識主体性を育む学習環境の開発
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本研究では、協調学習における議論において、一人ひとりの学習者が効果的?能動的に議論を通した知識創造に携わることのできる「認識主体性」を育む学習環境を開発する。消極的な学習者も積極的な学習者も一緒になって議論に参加する上で必要なスキルを習得できるようにする。具体的には、消極的な学習者が前向きに議論に関わる経験をするためにタンジブル人形劇システムを用いて、消極的な学習者も積極的な学習者も互いに議論への関わり方を観察して振り返るためのシステムと、またそれを運用するための教育プログラムを開発する。

基盤研究(C)

氏名?職名飯田義明 経済学部教授
研究課題名プロサッカー選手を目指す中学生のキャリア形成プロセスに関する研究
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これまで、学外でのスポーツ活動と学歴形成の間で揺れ動く子どもたちの進路選択の現状はあまり顧みられることはありませんでした。だたし、子どもたちの側からの研究は少ないながらも存在しています。その一方で、保護者側からの研究は全くされていません。そこで、この研究ではプロ選手を目指す中学生を抱える保護者を対象として、保護者からの聞き取り調査から、子どもたちの進路選択の過程と課題を明らかにしていくことを目指しています。
氏名?職名泉留維 経済学部教授
研究課題名オープン?アクセス化による新たなコモンズの創造
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他人の土地を所有者の了解無しに歩いても良いのでしょうか。とても景色が良く、魅力的な道があっても、日本では、国や市などが所有していない土地、私有地を勝手に歩くのはダメだと誰しも考えてしまいます。でも、これは万国共通の認識ではありません。たとえば、ヨーロッパの国の中には、たとえ私有地であっても自由に散歩などをすることができます。森林などの自然環境を守ろうとするときに、誰も立ち入れさせない聖域にして守ろうという考え方がありますが、逆に一定の条件下で自由に立ち入ってもらことで自然環境を守ろうという考えもあります。この後者の考え方を実行するためにはどのような条件が必要なのかを、現地調査を行いながら研究を進めています。
氏名?職名伊藤恵子 経済学部教授
研究課題名企業内の事業構造変化と国際競争への対応に関する実証分析
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今、多くの日本企業が外国の企業と競争しながら、国際的にビジネスを展開しています。海外での生産や外国企業との取引が拡大する中で、企業の内部組織を国際化に合わせて変化させたり、国内の企業との取引関係を見直したりしながら、企業は成長しています。本研究では、どのように企業が国際化に対応して変化しているのか、また、それが他の企業や日本経済全体にどのような影響をあたえているのかを明らかにします。
氏名?職名大橋英夫 経済学部教授
研究課題名産業集積の広域化に関する日中比較研究―京浜地域と長江デルタ地域の事例
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産業集積は人材?情報の蓄積、取引費用の節減、規模の経済などにより、効率的な生産活動を可能にする。京浜地域の産業集積は日本の高度成長に大きく寄与したが、その後は人件費や地価の高騰などにより、また交通インフラの改善に伴って、北関東、上信越、東北へと広域化した。本研究では、中国?上海を中心とする長江デルタ地域で同様の動きがみられることに着目して、産業集積の広域化に関する日中比較を試みている。
氏名?職名小林昭裕 経済学部教授
研究課題名リスク?コミュニケーションを通じたコンセンサス形成と情報共有化による山岳事故軽減
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過去20年近くにはわたり、山岳事故軽減に向け、普及啓発活動をはじめ事故防止対策を展開しているが、遭難件数増加に歯止めがかかっていない。本研究は,利用者と警察をはじめとした遭難対策組織、環境省や地域行政機関を含めた関係者間のリスク?コミュニケーションの視点から、山岳遭難実態や事故軽減策に対するコンセンサスの形成および諸施策の効果の検証と情報の共有化を通じて、山岳事故軽減策の改善を図ることを目的とする。
氏名?職名中西泰夫 経済学部教授
研究課題名規制とイノベーション(R&D、パテント)の競争と経済成長に関する実証的分析
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この研究は、政府による規制が企業、市場にどのような影響を与えているかを実証的に検証することが目的である。政府の市場に対する規制を数量的に指標化して、特に規制が中心に行われている非製造業の市場と企業についてを分析対象として、個々の企業の個票データを収集して、最新の計量経済学の手法を用いて行われる。企業の生産構造、市場への参入?退出、イノベーション、企業成長に関して規制の効果を実証的にテストする。
氏名?職名長尾謙吉 経済学部教授
研究課題名産業集積の多層性と都市の革新性
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経済活動の「縮小」が議論されはじめた日本において、他の先進諸国と同様に、革新(イノベーション)を生み出す場所として大都市に関心が高まっている。本研究は、産業の集積が多層的であることが大都市の革新的活動を理解する一つの鍵であるという問題設定のもと、通常考えられている物理的距離だけでなく、組織的距離や文化的距離など認知的距離についても検討し、分野横断的な革新を可能とする都市の知的探求を進めている。
氏名?職名野口旭 経済学部教授
研究課題名経済危機におけるマクロ経済政策の理論と思想
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本研究の課題は、リーマン?ショック以降の各国のマクロ経済政策の背後にある理論と思想を解明し、今後のマクロ経済政策の教訓を引き出すことにある。危機以降、各国の政策当局は、量的緩和やマイナス金利政策などの非伝統的金融政策を行ってきた。また、ヘリコプター?マネー政策などの金融財政統合政策も論議されてきた。しかし、その意義や効果については専門家の間でも見解が対立する。さらに、それらの政策からの出口をどう想定すべきかも見解が分かれる。本研究では、こうした競合する政策的な立場を、政策生成プログラムという概念を用いて整理し、経済政策のあるべき方向性を展望する。
氏名?職名松井暁 経済学部教授
研究課題名グローバル?イシューの規範理論にむけて
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世界が国境を超えて緊密に結びつくようになるグローバル化は、経済にとどまらず、戦争、貧困と格差、地球環境、生命倫理、食料と健康、教育、企業倫理に関する地球次元での問題を浮上させました。社会のあるべき姿を提示する規範理論は、これまで個別の領域ごとに研究されてきたためにグローバル化に十分対応できませんでした。本研究の目的は、個別の規範理論を総合するグローバル?イシューの規範理論に大まかな枠組みを提供することにあります。
氏名?職名金榮愨 経済学部准教授
研究課題名企業間ネットワークとイノベーション、生産性に関する実証研究
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企業は様々な形で他の企業と繋がっている。最も基本的な取引関係による繋がりから、株式の所有によって形成される資本関係、生産技術を通じた繋がり、地域的な近接生による繋がりもある。企業間ネットワークと呼ばれるこの繋がりは企業の成長、利益、雇用、イノベーションなど、様々なパフォーマンスに影響を与え、経済全体の成長にも繋がる。本研究は、このような企業間のネットワークがどのような要因で形成され、今どのような形になっているか、また、企業および経済のパフォーマンスにどれほど影響を与えるかを分析する。
氏名?職名徐一睿 経済学部准教授
研究課題名「一帯一路」における中国国内の地域経済への影響に関する実証研究
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「一帯一路」の推進は中国国内外における新しい都市拠点の構築及びそれをつなぐ道路、鉄道、港湾、空港を建設することで、新しい社会資本の投資が生まれることが期待されている。本研究は「一帯一路」における中国国内の地域発展戦略として捉え、中国国内における地域振興戦略、都市化の進展、国境間物流ルートの確保を対象に、中央政府及び地方政府、さらに民間アクターがこうした「一帯一路」政策の下でどういった行動が取られるか、そしてその財源はいかに確保されているかを検証する。
氏名?職名飯考行 法学部教授
研究課題名災害対応型コミュニティ?リーガル?サービスの国際比較研究
氏名?職名伊藤武 法学部教授
研究課題名南欧クライエンテリズムの再浮上:ポスト新制度論アプローチによる比較分析
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イタリアなど南欧諸国は、北西欧のヨーロッパと異なり、政治有力者の派閥などを介した利益誘導(政治的クライエンテリズム)によって社会と国家が結びつけられているのが特徴だと言われてきました。グローバル化やEU統合が進展する現在、民主主義の理論の予測と異なり、利益誘導政治の再浮上が起きています。本研究では、選挙制度や政治制度との関連に注目しながら、この矛盾する変化を理解していきます。
氏名?職名菅原光 法学部教授
研究課題名新しい明六社研究―私塾?結社における伝統と近代
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日本で初めて結成された学術団体だと言われている「明六社」についての研究です。明六社は、演説会を実施したり、雑誌を発行するといった活動を通じ、国民に最新の知識、知見を紹介しました。その具体的な活動内容を明らかにすると共に、その意義を考察しています。とりわけ、明六社に関わった人々が、江戸時代以来の学問成果をどのように引き受けつつ、西洋学術をどれほど深く学んでいたのか、それらをどように消化して自らの主張を形成したのかという点に注目しています。
氏名?職名田上麻衣子 法学部教授
研究課題名伝統知の多面性に即した保護手法の総合的研究
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ある民族や地域で代々伝承されてきた知識をヒントに新しい製品が開発されたり、伝統的な文様が新たなデザインに繋がったりするように、伝統知(伝統的知識)は様々な創造?創作活動に影響を与えています。しかし、伝統知自体は原則として現行の知的財産制度の保護対象ではないため、現在、その保護の必要性や保護の手法について国際的な議論が行われています。こうした動きを受けて、本研究では伝統知の望ましい保護のあり方について検討します。
氏名?職名根岸徹郎 法学部教授
研究課題名フランスの対外文化政策の一環としてのクローデルの駐日大使赴任に関する調査と研究
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1921年から1927年まで駐日フランス大使を務めた詩人?劇作家ポール?クローデルの日本における外交?文学活動に注目し、第一次世界大戦という大きな節目のあとの世界の再編成という状況と、メディアが飛躍的に発達した1920年代に、クローデルが担った外交上の役割を検証することで、20世紀に入って大きく転換?発展したフランスの対外文化外交の方向性と戦略を明らかにします。この研究は当時の世界?社会情勢の中での文化外交に光をあてつつ、歴史研究?文学研究?外交研究の領域を横断するものです。また、インターネットなどのメディアが急速に発達する今日の状況を検証する上で、示唆をあたえるものです。
氏名?職名渡邊一弘 法学部教授
研究課題名少年司法における調査?鑑別と処遇との連携状況についての分析
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本研究は、非行少年による再犯?再非行予防政策において重視されている、①非行少年の非行原因を理解するため科学的調査の機能の検証、および②鑑別調査と実際の処遇との連続性についての検証するために、近年、少年の再非行の可能性と教育上の必要性を把握するためのツールとして開発された「法務省式ケースアセスメントツール」の内容と機能の分析を通じ、少年司法制度において同ツールを基礎として非行性の調査と非行克服のための処遇とが有機的に連携出来ているか否かについて、現状分析に取り組むものである。
氏名?職名青木章通 経営学部教授
研究課題名サービス産業におけるセールス?プロモーションの複合的活用の研究
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ポイントカードなどのロイヤリティ?プログラムは、重要な顧客との関係を築くことに貢献しています。どこの店でも買える商品を買うときやサービスを受けるときに、ポイントが貯まる店、ポイントを使って安く買える店を選ぶことが多いからです。この研究では、ロイヤリティ?プログラムなどのセールス?プロモーションがお客様との関係を築く過程でどのような役割を果たしているのか、その貢献度をどのように評価すべきかを明らかにします。
氏名?職名岩田弘尚 経営学部教授
研究課題名戦略的レピュテーション?マネジメントの理論フレームワークの構築
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コーポレート?レピュテーション(企業の評判)は、ある企業に対して抱いたイメージおよびその企業の過去の行為および将来の期待に基づいてステークホルダーが何らかの基準に照らして当該企業を評価したものであり、企業価値を高める無形の資産である。本研究の目的は、(1)コーポレート?レピュテーションを形成する諸要因とそれらの関係性を実証的に解明すること、(2)コーポレート?レピュテーションを戦略の視点から統合的にマネジメントする理論フレームワークを提示することである。
氏名?職名佐藤暢 経営学部教授
研究課題名中央海嶺玄武岩から推定するマントル不均質の時空間分布ー中央インド洋海嶺を例にー
氏名?職名櫻井文子 経営学部准教授
研究課題名市場原理の拡大と公共圏の科学―19世紀ドイツを例に
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自然科学の研究は、実験室の中だけでされているわけではありません。たとえば動物園の運営や、週末の昆虫採集もれっきとした科学研究です。そうした日々の暮らしと密着した科学研究のあり方について、19世紀のドイツのフランクフルトという町を例に調べています。フランクフルトでは、学校の先生やお医者さん、商人や職人などさまざまな人が参加する、科学のためのクラブや協会がたくさんありました。そうした組織の活動を、目的や運営方法、財政基盤や他の組織との協力関係など、多角的なアプローチから研究しています。
氏名?職名西山貴弘 経営学部准教授
研究課題名多様な状況における多重検定方式の研究
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近年の情報化社会の発展に伴い,日々新しく生まれるデータがますます巨大化し,それらのデータが互いに融合し複雑化する「ビックデータ時代」になっています。そのため、多種多様なデータに対する新たな統計解析手法の開発の重要性が増しています。本研究では,従来の統計理論を用いることができないような様々な状況の下で、特に統計的仮説検定問題についての理論と方法論の研究を行っています。
氏名?職名池尾玲子 商学部教授
研究課題名現在時制の小説における話法
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英語の小説は従来、過去時制(例:Three times Della counted it. One dollar and eighty-seven cents. And the next day would be Christmas.)で書かれていました。しかし、今世紀になって、現在時制(例:Three times Della counts it. One dollar and eighty-seven cents. And tomorrow is Christmas.)で書かれた小説が増えてきました。本研究は、現在時制が登場人物の話す言葉や、考えの表現にどのような影響を及ぼしているかを分析します。